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特別寄稿 山口 登 『バスケットボールと私』

  • 執筆者の写真: 牟田 晃洋
    牟田 晃洋
  • 2019年2月14日
  • 読了時間: 4分

更新日:2019年7月27日

くるめ東町歯科医院 山口 登

http://kurume-prevent.com/

 歯学部バスケットボール部創部20周年、誠におめでとうございます。創部以来、同部の発展にご貢献いただいたOB,OGの先生、現役部員の方々に心から感謝いたします。このたびは、記念誌に執筆依頼をいただき、ありがとうございます。本稿では、私のバスケットボールに関わる思い出について書かせていただきます。


私とバスケットボールの出会い

 私とバスケットボールの出会いは、中学校に入学後、親友と一緒にバスケットボール部に入部した時でした。練習は毎日きついものでしたが、勉強との両立もでき、毎日が充実していました。しかし、激しい練習に無理がたたったのか、数か月後、成長期におこる膝軟骨の病気になり、ショックでしたが退部することになってしまいました。

 高校では、音楽関係の部活動をやっていましたが、大学に入学したら、絶対、もう一度バスケットボールをやろうと心に決めていました。志望通り、念願の九州大学歯学部に入学し、部活動を見学に行きました。しかし、その当時は、バスケットボール部がなく、テニス、バドミントンが人気でバスケットボールに興味のある歯学部の友人は、ほとんどいませんでした。たまたま、医学部の友人と医学部バスケットボール部を見学に行きました。そのとき、歯学部の先輩(宮崎先生)が一緒に練習をされており、実際にお会いすることができました。医学部の西部大会では公式の試合には出られないけれど、全国大会へ進めば、東京医科歯科大学のように歯学部出身でも試合に出られることを聞きました。また、当時のキャプテン(廣瀬龍一郎先生)との出会いもあり、そのまま入部を決めました。


歯学部バスケットボール部の創部

 練習は、確かにきついものでしたが、先輩方との交流、部のあたたかい雰囲気が好きで、楽しい日々が続きました。それから、何度か怪我もあり挫折しそうな時期もありましたが、6年間なんとか最後まで続けることができました。一番うれしかったのは、6年生のときに、『歯学部バスケットボール部の父』の嘉手納先生が入部してきてくれたことです。彼とは、歯学部でバスケットボール部を作らない限り、試合には出ることはできないこと、練習でがんばっても満足感は得られず、悔しい思いをしていたことなどを、いつも話していました。その後、彼のご尽力により、歯学部の部員が集まり、ついに念願の創部にこぎつけることができました。通常ですと、初めは愛好会や同好会をつくり、部へ昇格していきますが、彼のすばらしかったところは、最初から部を作ったところです。創部にあたり、教員へのサポートの依頼がきましたので、顧問を大石名誉教授、部長を古谷野教授、監督を親友の水野先生(名古屋市開業)、そしてコーチを私が引き受けることになり、歯学部バスケットボール部が誕生しました。その当時は、部員も確か5名で、試合でもフル出場、交代要員もいなかったと思います。とにかくいつも怪我をしないようにとアドバイスをしていたのを思い出します。


6年間の部活継続を

 あれから、ちょうど20年が経過したわけですが、今後も歯学部バスケットボール部の発展のため、エールを送って行きたいと思います。現在は、歯学部体育会系部の中でも、大所帯をかかえる立派な部に成長していると聞きます。OB/OG会に出席するといつも大きな会場で出席者も大勢なので、とてもうれしく思っています。お世話になった医学部バスケットボール部とともに、ささやかですが毎年、寄付などで支援をさせていただいています。とにかく一生懸命に練習をして、実際に試合にでて活躍できる喜びは、他のものに代え難いものがあります。また、バスケット部で体験したこと、とくに先輩や後輩との人間関係は、卒業後も立派な財産になっていきます。どんなにつらくても、ぜひ私のように6年間、最後までめげずに続けてください。私の場合、現役時代にめざましい活躍ができたかどうかは分かりませんが、今では最後まで続けたことを誇りにしています。部員皆様の今後のご健闘をお祈りいたします。



20周年記念式典にて

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